ヘッドライトのバルブ切れは、ある日突然起こります。
・夜間走行で前が見えない
・対向車から認識されにくくなる(特に夜間)
特にDio110(JK03)はポジションランプもないので、ヘッドライトのバルブが切れると前方が完全に無灯火になってしまいます。
こういった状態は非常に危険ですし、そのままでの走行は道路交通法違反(1点の減点と5,000円の反則金 ※原付車の場合)となります。
ヘッドライトは消耗品のため、使用とともに徐々に劣化し、最終的には点灯しなくなります。
しかもハロゲンバルブはその構造上、前触れなくいきなり点灯しなくなります。
さらには、どのくらいの走行距離・使用時間で切れるのかも、(仕事でスクーターを5年間/トータル10万km以上運転してきた経験上)全くランダムな印象です(短ければ5,000km程度、長く持てば20,000km強とバラバラ)。
そのため、いざという時に自分で交換できるようにしておくと安心です。
結論:難易度は低いが“カバー外しが壁”
ヘッドライト交換は、
👉 バルブ交換自体は簡単
👉 ただし外装(カバー)の脱着がやや面倒
という作業です。
Dio110(JK03)の場合、カバーを外す工程が作業時間の大半を占めます。
カウル外しにはコツがあり、コツを理解しない状態でやろうとするとなかなか外れなくて深みにハマってしまいがちです。
本記事ではそのコツについてもできるだけ分かりやすいよう解説しています。
必要な工具
・スパナ(14mm、8mm)※8mmは光軸調整で使用
・プラスドライバー(+2)※長さのあるドライバーでは回せない箇所があるので、L字のドライバーを用意するかハンドルの形を変えられるドライバーが必要です。
・内装剥がし
工具についてはこちらで詳しく解説しています 👇
使用バルブ
Dio110(JK03)のヘッドライトバルブは
👉 HS1規格
となっています。
※H4と似ていますが別物です(トラブルにつながるリスクがあるので必ずHS1を使用すること)。
純正品のパーツ品番は「34901-K57-V01」で、スタンレー社のこちらのバルブとほぼ同等品と思われます(純正品より安価なので、私はこのスタンレー社の製品を使用し続けていました)。
作業手順
フロントカバーを外す
個人的にはココが一番の壁になるように思います。
※ヘッドライト周りとは直接は関係しない部分ですが、このカバーを外さないとヘッドライト周りのカバーは外せません。
フロントカバーは2つのプラスネジと2つのプッシュリベットで固定されているのでまずそれを外します。

プッシュリベットは頭の真ん中部分をプラスドライバー等で押し込んであげれば引き抜くことができるようになります。

次に、上の写真を参考に参考にフロントカバーを外します👆(5か所のクリップで固定されているので、結構大変です)。コツは写真内に記載しています(クリップとL字のフックで固定されているので、青矢印の向き以外ではほぼ絶対に外せません)。
参考まで、クリップとL字ツメの位置は下の写真で確認できます👇

左右ミラーを外す

根元の方のネジをスパナで反時計方向に回して緩め、ミラー全体を根元から外します。
※左右ミラーとも反時計回しでOK。
フロントハンドルカバーを外す


ハンドルカバーの左右下側2か所でネジ留めされているので、プラスドライバーで外す。
車体正面から見て左側のネジは長さのあるドライバーでは回せないのでL字のドライバーを使用。

ハンドルカバーを手で持ち上げながら、隙間に内装剥がしを突っ込んで外していく(力をかけ過ぎてツメを折らないようジワジワと)。

👆 ハンドルカバー(上部)が外れた状態。引き続き、ハンドルカバー(側面)も外します 👇

👆 側面も左右ともツメで固定されているので、ここも内装剥がしを突っ込んで外します。

👆 外れたカバーの隙間に手を突っ込んで、ベッドライトのコネクターを手でグリグリしながら引き抜く(少し力は必要ですが、特にロック等はされていないので頑張って引き抜くのみ)。
コネクターが外れるとヘッドライト周りのフロントハンドルカバー部分が完全にフリーになるので、外して(ヘッドライト等に傷を付けないよう)タオル等の上に置きます。

👆 コネクターが外れた状態
古いバルブを外して新しいものに交換する

👆 ゴムカバーを外し、ネジを外してバルブを固定している留め具を外すとバルブを取り出せます。
新しいバルブを同じ向きで装着し元に戻していきます。

新しいバルブですが、ガラス部分は指で触らないように注意しましょう。
慣れないと「どうやって留め具を元に戻せば良いんだっけ?」と迷うかもしれません。上の写真を良く見ながら、左の穴と右のネジで留め具を固定して、上の棒部分でバルブを押さえつけるような形でバルブを固定します。
点灯確認
ヘッドライトのコネクターを接続した時点で、エンジンをかけてヘッドライト(ロー/ハイ両方)が点灯するか確認します(外装カバーまで全部元に戻した後で点灯しない事に気付くと「またカバー外さないといけないのか...」と心が折れます)。
外装カバーを元の状態に取り付けて戻す
フロントヘッドライトカバー、フロントカバー、ミラーを取り付けていき元の状態に戻します。

フロントカバーは外すのも大変ですがハメるのもちょっと苦労します。私はカバー側面のL字ツメを車体に位置合わせしつつ、後はグーパンチを叩きこんで裏側のクリップをハメていくようにしています 😅。
光軸確認
バルブ交換後は光の向きがズレることがあります。
👉 壁に当てて確認
光が上向き → 対向車に迷惑
低すぎ → 視界悪化
👉 必要に応じて調整
ヘッドライト下のボルト(8mm)をスパナで緩め、前後に動かすことで光軸を調整できます。
難易度評価
👉 難易度:★★☆☆☆(初心者OK)
ただし、
👉 「作業は簡単、でも少し面倒」
初めて作業を行う場合、カウル脱着で多少苦労すると思いますが、一度やってしまえばある程度感覚が分かるようになります。
まとめ
ヘッドライト交換は、
・安全性に直結する
・突然必要になる
・DIYで対応可能
優先度の高いメンテナンスです。
ポイントはこの3点 👇
① フロントカバー(ヘッドライト下部分)外しは、正しい方向に、気合で!
②フロントハンドルカバー(ヘッドライト周り)外しは、無理に力を入れずに上面 → 側面の順で内装剥がしを少しづつ丁寧に差し込んでいく
③バルブ留め具の装着は、どの向きで戻すのか写真を良く見て、落ち着いて取り付ける
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