バイクのスパークプラグ交換方法【Dio110(JK03)初心者向けDIY|でも作業は慎重に】

メンテナンス

スパークプラグは消耗品なので定期的に交換が必要になります。
作業は比較的シンプルですが、エンジンに直接関わる重要なメンテナンスです。

そのため、DIYでも対応可能ではありますが、ポイントを押さえて慎重に進めることが大切です。

結論:慎重に進めれば、初心者でも対応できる作業

スパークプラグ交換はエンジンに直接関わるため不安に感じるかもしれませんが、作業内容自体はシンプルで、ポイントを押さえればDIYでも十分対応可能です。

実際、多くのバイクにはプラグレンチが車載工具として用意されています(Dio110も標準車載されています)。これは、かつてプラグトラブルが発生した際にライダー自身が現地で対応できるようにするためのものでした。
現在のバイクでは、定期的に交換していればプラグが原因のトラブルは起きにくくなっていますが、それでも「自分で交換できる前提のメンテナンス」であることに変わりはありません。

👉 過度に恐れる必要はありませんが、エンジンに直接ねじ込む部品であるため、丁寧かつ慎重に作業を進めることが大切です。

必要な工具

・スパークプラグ
JK03型の部品番号は「31917-KWP-D01」で、NGK社の「MR7C-9N」が同等品になります。
なお、NGK社の適合表では「CPR7EAIX-9」(イリジウムプラグ)も適合します。

同じDio110でも型式によって適合する型番が変わりますのでご注意ください。

・プラグレンチ
※車載工具がありますが、本記事では市販プラグレンチを使った作業内容になっています(圧倒的に作業が楽になるため)。
・ラチェットハンドル
・エクステンションバー
・ロングスピンナーハンドル
・プラスドライバー
・内装剥がし
・エアダスター(推奨)
・(あれば)トルクレンチ

工具について詳しくはこちら 👇

スパークプラグ交換の手順

作業前の注意

・エンジンが完全に冷えている状態で行う
・作業スペースを確保する

カバーを外す

👆 平らな固い地面でメインスタンド(センタースタンド)を立て、まずフロア部のカバーを外します。

👆 シート下前面のカバーを外すため、ネジ①~④を外します。

👆 カバー下を手でつかみつつ、隙間に内装剥がしを差し込んでカバーを留めているツメを外していき、カバーを取り外します。

👆 プラグを脱着する際にとても邪魔になるケーブルを動かせるようにするために2か所のツメを外します。ツメはフックをつまんで引き抜けるようになっています。

フックが裏にあるツメ②は外すのが結構大変です(ある意味プラグ交換作業で一番苦労したかも)。私はフックを指で押しながら、ペンチを使って力ずくで引き抜きました...

プラグキャップを抜く

👆 ツメを外して動かせるようになったケーブルの奥の方にプラグキャップがあります。
ケーブルの隙間と車体の下から手を突っ込んで、プラグキャップをグリグリしながらまっすぐ引き抜きます(特に何かロックされたりしている訳ではないので、ただ引き抜くのみ)。
プラグが見えたら、脱着時にゴミや砂等がプラグのネジ穴に入ってしまわないよう、エアダスターを吹きかけて周りを綺麗にしておきます。※必ず古いプラグを抜く前にだけ、エアダスターを使うこと

古いプラグを取り外す

👆 隙間からエクステンションバーを付けたプラグレンチを入れて古いプラグにしっかりセットします。

👆 ロングスピンナーハンドルをエクステンションバーに取り付けて半時計方向に少し力を入れて回せば割とあっさり緩んでくれます。

👆 古いプラグを取り出します(結構たくさん回さないとプラグが取り出せないので、ラチェット付きのハンドルを使うと楽です)。
取り出したら、念のためガスケット(1mm厚くらいの輪っか)が古いプラグに付いている(車体側に取り残されていない)ことを確認します。

新しいプラグを取り付ける

👆 念のためガスケットが新しいプラグに付いている事を確認し、車体下から手でプラグをネジ穴に当て、手で回せなくなるところまで丁寧にねじ込んでいきます(時計回り)。
※気付かないまま無理にねじ込んでしまいネジ穴を傷つけてしまうと大変な事になってしまうので、工具を使ってねじ込んでいかないことを強くおすすめします。

トルクレンチを使用する場合(推奨)
10~12Nmで締めます。
※ネジ穴を痛めてしまうと大変な事になるので締め過ぎは厳禁

トルクレンチを持っていない場合
手でプラグを回せくなるところまで締めます。その後、プラグレンチ+エクステンションバー+ロングスピンナーハンドルをプラグにセットし、時計方向に90度、回して締めます。

プラグキャップをしっかり奥まで差し込んで戻し、ツメを外したケーブルを元に戻します。
※私は次回またツメを外すのが面倒なので結束バンドで固定するようにしています(次回作業時は結束バンドをハサミで切るだけで済んで楽なので)。

エンジン始動確認

問題なく始動するか確認します。
問題なければカバーを元に戻します。

交換時期について

一般的には3,000〜5,000km程度での交換が推奨されていますが(NGK社サイトでも記載)、個人的にはもう少し長く使えるように感じています(あくまで自己責任になりますが)。

私自身、仕事で原付2種スクーターを5年/100,000km以上使用してきて、長ければ約19,000kmプラグ交換せず使い続けたこともありますが、特に不具合はなく、交換後も体感できる(燃費改善、エンジン出力やレスポンスなどの)変化は感じられませんでした。

※私はかなり意識しておとなしい乗り方をしているので、その影響もあるかもしれません(タイヤやブレーキ、ベルト等も一般的に言われているよりもかなり長持ちする方です)。私にとってバイクは商売道具であり、交通の流れに乗る/危険を避ける以外で急動作をしないことは結果的にメンテナンスコストを下げる事に繋がるし事故リスクも低くなると考えています。

ただ、プラグ劣化はエンジンや排気系のトラブルに繋がる可能性もあるので、「トラブル予防」ととらえ推奨タイミングで定期的に交換するのは間違いないと思います。

難易度評価

👉 難易度:★★☆☆☆(初心者でも可能)

ただし、

👉 「作業はシンプルだが、慎重さが必要」

まとめ

スパークプラグ交換はDIYで対応可能な作業ですが、エンジンに直接関わるため丁寧に進めることが重要です。

ポイントはこの4点 👇

・工具をしっかり用意する
・無理に力をかけない、締め過ぎない
・プラグ脱着の際に砂やゴミ等が入ってしまわないように注意する
・プラグ脱着時に邪魔になるケーブルの固定ツメを外すのが難しいが頑張る


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